ニーハオ!
辣油先生です!
基本的に私は仕事でばかり中国へ行っていたのですが、
何回も中国出張を重ねているうちに取引工場の担当者 王さんから
「上海の中心にも一度行ってみたいですか?」
という提案があったので、
休日の観光案内をお願いすることにしました。
上海駅では人の多さに圧倒される
まずは新幹線(中国高速鉄道)に乗ってみようという事で、
昆山南駅という駅から上海駅へ向かいました。
昆山南駅に人は少なく、
広くとったスペースや空間を大きくとった建物が、
より閑散とした雰囲気をつくっています。
ホームにも人は多くなく、
乗車もスムーズにできました。
しかし、上海について新幹線から降りるとコレです。
中国の新幹線は連結部分などに席のない切符(自由席)を持つ人が多く乗っているので、乗車率は確実に100%を超えています。
そして上海は外に出てみても、人の数が多いです。
写真だとなかなか伝わりませんが、
実際その場にいると人の数に驚きます。
すごく広いのに人が密集しています。
東京なんかと比べても圧倒的に多いです。
なので、タクシーもすごく待ちました。
上海の金融街『陸家嘴』
上海の中心街には黄浦江(こうほこう)という川が流れていて、
川を境界線にして浦西と浦東という地域に分かれています。
その川のすぐそば、浦東側にそびえたつビル群が
上海の金融街『陸家嘴(りくかすい)』です。
それにしても黄浦江は汚い川です。
これでも水源として利用されているそうですから、
水道水でお腹を壊すのも理解できます。
ちなみに中国当局が病死した豚の肉を販売する業者へ取り締まりを強化したところ、黄浦江への豚の死骸や糞の不法投棄が日常化しているそうです。
上海市当局の発表では、黄浦江から回収された豚の死骸は1万匹を超えると言います。
ココは船を使って対岸に渡ることも可能です。
タクシーなどで行く場合はこの川の下を通るトンネルが掘られており、
そこを通って対岸に行くことになります。
対岸の到着したらバスで移動です。
陸家嘴が見えてきました。
写真の真ん中に穴の空いたビルが見えますね。
六本木ヒルズで有名な森ビルが建てた、
『上海环球金融中心(上海ワールドフィナンシャルセンター)』
上海ヒルズとも言われるビルです。
現地の人たちは
「ショッピングバッグ」
なんて呼んでいるそうです。
これら近代的なビル群の中でもひときわ目立つタワーがあります。
それが今回の目的地である『東方明珠電視塔』です。
東方明珠電視塔の展望台
東方明珠電視塔は『電視塔』。
つまりテレビ塔です。
東京タワーやスカイツリーと同じですね。
東方明珠電視塔の高さは467.9mで
スカイツリー(634m)より低く、
東京タワー(333m)より高いです。
3つある球体の部分がそれぞれ展望台になっています。
まずは真ん中の球体に入ってみました。
この通り、床が透明になっています。
次に上の球体に上がってみます。
ココから見下ろす上海の街は絶景です。
でもやっぱり遠くの景色はPM2.5で曇って見えますね・・・
東方明珠電視塔から出てきて王さんが
「いやぁ~コワかったですねぇ」
と言います。
私が
「王さん、もしかして高いところ苦手なの?」
と聞き返すと、
「だってアレ中国製ですよ。」
中国人が言うと冗談に聞こえません。
夕日が沈む陸家嘴。
逆光が汚い黄浦江の水とPM2.5のかすんだ景色をかき消してくれます。
帰りに上海で流行の『火鍋』を食べてこの日の観光は終了です。
中国の鍋料理は一人一鍋で食べるようです。
いつもの通り食べきれないほどの食材が並べられました。
上海での食事はそれなりに金額がはりますが、
味はしっかりしていて美味しかったです。
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